2010年代生

【サラキア列伝】2020年府中牝馬S

彼女は早熟と言わないまでも、比較的早くから才能を示した馬だった。しかし今になって振り返ってみると、まるで最後の半年間に向かって何もかもが収束していくかのような競走生活だったな……と思わずにはいられないのだ。それだけ晩年の輝きは素晴らしかった。
1990年代生

保護中: 【スガノオージ列伝】1995年毎日王冠

この日スガノオージの手綱を取ったのは、前日48歳の誕生日を迎えたばかりの安田富男騎手であった。元々は大崎昭一騎手が継続騎乗する予定であったのだが、大崎騎手のお手馬のダイゴウソウルが同日の京都大賞典に出走することになり、スガノオージの依頼を断ったのである。
1970年代生

保護中: 【メジロカーラ列伝】1982年京都大賞典

メジロエスパーダは生涯を通して故障がちでだいたい1年に1走しかできなかったものの、通算4勝の全てが圧勝だった。そんな非凡なメジロエスパーダのいとこに当たる馬が、1982年の京都大賞典を制したメジロカーラである。